Microsoft、DBライセンスの考え方が大幅に変更?厳密化

午後はずっと講演していて、経過を書くのが遅れました。
下記の件、いろいろと各所に聞いて見ると、結局、Microsoft SQL ServerをDBエンジンとしたセキュリティ製品で、クラサバ間の通信を独自で開発していた場合は、SQL ServerのCALは実際にDBを操作する管理機能分(例5CAL分)だけで良いという「慣習」がどうもあったようだ。(これは、某セキュリティベンダーのいい分)
これが、実はやっぱりMicrosoft的に厳密にライセンスを適用するとダメで、このたび、正式にプロセッサライセンスを払えと、Microsoftからダメだしを食らったというのが真相のようです。Microsoft的にはライセンス状況が変わったわけではなくて、正式にいわばライセンス違反を指摘しただけかもしれない。調べて見ると、少数ユーザの場合は、SQL Server 2005 Express Editionを利用し、200ユーザ以上の場合は、プロセッサライセンスを無償バンドル(実際には製品のなかで費用を回収していると思うけど)している事例もあった。ちゃんと確認してライセンス問題を既に回避しているベンダーもあるようだ。
うーん。結構、この問題、お客さんの予算の問題もあるので後に引きそう。追加で分かったことがあったら、また書きます。

さて、本業で扱っている某セキュリティ製品のメーカ営業担当が泣きついてきた。
このたび、MicrosoftがDBライセンスの考え方を急に変えてきて、来年度 2010年4月から、Microsoft SQL Server 2005 standardをエンジンとする某社のセキュリティ製品を新規に構築する場合は、現在のSQL Server 2005 standard 5CAL(10万弱程度)から、プロセッサ ライセンス(価格コムによると70万円、下手をすると金額10倍近い)が必要とならしい。おいおい。ふざけんな。
ちなみに、これはSQL ServerをDBエンジンにしているセキュリティ製品(私が聞いている範囲は2社ですが)は軒並み被害を受けているようなので、影響範囲は広そう。
不幸中の幸いかわかりませんが、今年度までの既存ユーザは、そのままデバイスCAL5でよいらしい。
そもそも、セキュリティ製品が50ユーザ50万円しかしないのに、DB費用が70万円ってありえんでえしょ。これは、来年度、SQL ServerからMy SQLPostgreSQLに移行するベンダーが大幅に増えるだろうな。
なんか、Appleとか、Googleにせっつかれて、足元が揺らいでるのは分かるけど、取れるところからとろうとして、かえってファンを無くしているような気がするのですが、いかがでしょうか。>Microsoftさん
ちなみに、この投稿は、某社のセキュリティ製品の営業担当者からの情報に基づいて、勢いで書いていますから、現在、複数個所に裏取り中です。経過はまた書きます。
ひとつ、裏が取れた、別のセキュリティベンダーは200台までSQL Server 2005 Express Editionで対応。それ以上はプロセッサーライセンス。プロセッサーライセンスは製品費用に含まれる。もしかして、Microsoftとしては、前から変わっていなくて、たまたまお目こぼしになっていたところが、実はだめだった事が分かって、今までの事は不問にするから、来年度から金を払えと言われているだけ?どっちが正しいかわからなくなってきた。
参考 
高いよ。プロセッサライセンス。
Microsoft SQL Server2005 standard  70万円
http://kakaku.com/item/37100310075/ 
Microsoft SQL Server2005 workgroup 50万円
http://kakaku.com/item/37100310073/ 

UCCの事例

コラムと講演ネタ用にまとめる予定。

見事な“鎮火”はなぜ可能だったのか UCCの事例から考えるTwitterマーケティング
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/22/news011.htmlTwitterを理解していなかった」――UCC、キャンペーン“炎上”を説明 勉強会で経験共有へ 
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/09/news081.html

これも、ネタ用。

3.「ヤマザキパンはなぜカビないか」論に見る一般人に対する騙し行為
http://www.ffcci.jp/information/img/kaiho_4-1-3.pdf