ハイテク犯罪捜査入門−基礎編−
やっと読了。
ハイテク犯罪捜査入門−基礎編−(ASIN:4803709149) http://www.tokyo-horei.co.jp/haiteku/gaiyo.html http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4809010813/joujisetsuzok-22/ ・事例、判例が豊富 ・事例などの取捨選択が、法曹界視点であって、そこの視点が新鮮 ・注釈が面白い ・法曹界、警察組織の考え方があらわされている。 ・技術書としては読んではいけない。 ・入門とあるが、内容が相当マニアックで、どちらかというと、この 本の前に図解 ハイテク犯罪捜査という本があったほうが良いのでは? こんな感じでしょうか。 少なくとも、類書がないので、手元に持っておいて、損はない本だと思います。 また、ハッカージャパンなど、悪の情報流通(;´Д`)の一端を担ってきた身 としては、警察があの手の本をどう見ているか、よくわかりました。 基本的には私は防御系ばかり書いてきましたが、彼らの論理からすると、 Lion toolsの評価とか、新幹線ウォードライブネタも不可っぽいなぁ。 フルディスクロージャや、匿名などは、警察捜査にとっては百害あって一利なし なんでしょうねぇ。(けど、某県警の人もハッカージャパンで勉強したって言っ ていたんだけどなぁ) まぁ、取り止めがないんですが、今後、情報セキュリティの流通を考えていく 上で、今まで良くわかっていなかった、警察組織系の考え方を理解するのには、 良いと思います。