Microsoft社がHyper-V 2.0とRemote Desktop Connection Broker 1.0の両ベータをリリース

VMware社の技術の方が「おもちゃ」と言った、Hyper-VがβだけどVer.2になって、それなりに使えるようになってきた。

  • Migration
  • 仮想ディスクのホットプラグ
  • 32個の論理プロセッサのサポート
  • SLAT(たいていはNPTと呼ばれる)のサポート
  • TCP/IP Offload Engines(TOEs)とJumbo Frameのサポート
  • Extended PowerShellのサポート(本格的なスクリプト用に新cmdletsが240種類追加)
  • CPU Core Parking

Ver.3になったとしても、Enterprise分野では、まだまだVMware社の管理ツールの痒いところに手が届く、絶対システムは止めません、というレベルからすると、足元にも及ばないほどの機能しかそろえられないと思うけど、気がついたら、ハードウェア保守が翌日オンサイトくらいの保守レベルで十分というお客さんにとっては、無償で十分に仕えるだけの機能がいつの間にかそろっているのがMSさんの怖いところ。
そして、無償の機能と、後付のCALという打ち出の小槌で、取れるところからお金を取れるMSさんの今のところ敵なしのビジネスモデルに正面たって挑むのは、VMware社の方向性としてはあまりよろしくない。
おそらく、VMware社の生き残る道は、新たなデータセンターOSともいうべき分野でのデファクトを築くこと。その猶予期間は、おそらく2年程。
この分野は、MSもまだまだ得意としている分野ではないので、おそらくVMware社が勝利するのではないかな。まぁ、直接のライバルはHyper-Vじゃなくて、AmazonのEC2 E3やgoogle、MS等のPaaS事業かも知れないけど、中規模以上のDCの生きる道のインフラ提供企業としてはありなんじゃないかと思う。
ただし、一般企業のローエンドWindows系仮想化市場はMSが制覇すると思われ。一般企業エンタープライズ分野は、まだ、VMwareがとるとしても、いずれは一時期のSun状態になっていくと思われ。
勝手な予想でした。当たるも八卦、当たらずも八卦