自宅サーバ使いに贈るVMware ESXiがUSBパススルー機能によりネ申木幾に昇格した瞬間

VMware ESXi 4.1の新機能、USBパススルーが非常に使える機能なのだが、インターネット上に具体的に使い方を表示した情報がないので、まとめてみる。
オフィシャルのマニュアルとしては、vSphere 仮想マシン管理ガイドの「ESX/ESXi ホストから仮想マシンへの USB デバイス パススルーの構成 P103」に載っているのだが、画面イメージがないとイメージできない人なのでよくわからんのでへっこうハマった。
まぁ、やり方さえわかってしまえば、非常に簡単なので、記録のメモとして残しておく。
まず、該当の仮想マシンを選択し、「サマリー」→「設定の編集」を選ぶ。

「ハードウェア」の「追加」を選ぶ。

「USBコントローラ」の追加を選んで「次へ」。

さらに「次へ」を選ぶ。

そして「終了」を選ぶ。これで「USB」コントローラの追加は終わり。

次に「USBデバイス」の追加に入る。
もう一度、「ハードウェア」の「追加」を選ぶ。

「USBデバイス」の追加を選んで「次へ」。

この画面で、追加できる「USBデバイス」を選択する。この例では、LogiCoolWebカメラを選択して「次へ」。

以上で、「USBデバイス」の追加は「終了」を選んで終わり。わかってしまえば超簡単。

画面で、ちゃんとLogiCoolWebカメラが接続されていることを確認する。

以上で、ESXi上のWinodwsXPでWebカメラが利用できるようになりました。
そこで、数ヶ月前から嫁の指令だった庭にウンチをする犯猫の特定のための監視カメラシステムを立ち上げた。具体的に使ったソフトは「LiveCapture2」。で、Windows Server Worldの連載でも使った慣れたソフトなので、簡単に設定完了。以下、その起動画面。

ちなみに、ESXi上のWindows7で最初USBパススルーの設定を行おうとしたのですが、うまくいかなくて、WindowsXPで実施したら非常に簡単に出来ました。で、次の日、Windows7でもう一度試したら、なぜか今度はうまくいきました。念のため、VMware Toolsの有無が関係しているかどうか、切り分けをしたけど、USBパススルーにVMware Toolsの有無は関係ないようです。
Windows7のほうにESXi上でCPUリソースを多く割り当てているので、こちらで監視カメラシステムを立ち上げたかったのですが、LogiCoolWindows7に対応していましたが、監視カメラソフトの「LiveCapture2」がVista/Win7対応版がうまく動かなかったので、結局WindowsXPで作りなおした。
現在、稼働開始後1週間だけど、一度も監視カメラシステムは落ちていません。土日、庭の水やりの時に、前を通った娘が、ちゃんとモーションチェックに引っ掛かってパノラマ写真が撮れていたりと、稼働状況としては問題なし。が、しかし、庭にウンチをする犯猫の特定にまでは、まだいたっていない。残念。
このシステム、既に嫁の実家で稼働中で、そちらで犯猫を特定済みなので、いつかは犯猫が激撮されるでしょう。
ちなみに、USBパススルーの再現性は非常に高いようです。某動画キャプチャー系のUSBデバイス(自粛)もちゃんと動いたようですので、ESXi上でWindowsXPWindows7をクライアントOSを動かして、自宅サーバのハードウェア環境を整備するのは非常に魅力的なソリューションであると言えるでしょう。24時間ワンセグ野郎でもいいし、とにかく、USBデバイスなら何でも使えるようなので、その応用は無限と言ってもよいでしょう。(言い過ぎ)
みなさんも、挑戦してみてください。