Kinectは次のコンピューティングの布石だ!

年末、年始から、kinectがあまりにも気に入ったので、結構なゲームを手に入れた。
kinectアドベンチャー!(kinect同梱)
kinectスポーツ
kinectアニマル
kinectユアシェイプ フィットネス・エボルブ
kinectは、MSの研究部門とこだわりのあるハード部門が作った、噂によると初期構想から10年越しのMS渾身のハードである。
kinectは、kinectセンサーとXBOX360のソフトのセットで利用するXBOX360システムで、東京近郊にお住まいの方は以下のCMでおなじみの、体の動作だけでゲームを操作、進行させる、言わば、気分はマイノリティレポートを体感できる未来型デバイスである。

いや、マジですごくて、正直「どおせ際物でしょ?」と、思っていた奥様!これがまた本当にすごいのですよ。あたりまえなんだけど、右手、左手、両足、あと、どうも画像認識から、本人確認までできてるっぽい。私がインすると、ちゃんと私のアバターが認識されるような動作をするのだ。
実は先日、AppleApple TVの新版が発売されるときに、飲み会の席で、次のApple TVにはカメラが搭載されて、本人認識されて、右手で右から左にハタク動作をすると、それがスワイプジェスチャーになって画面を移動でき、アイコンの選択はは右手の手首の動きで、コイコイとやると、それがクリックジェスチャーになるんじゃね。と、予言していたのだが、そちらは見事にはずれたが、なんと、kinectは、まさしくその動作を実現していて驚いた。まぁ、実際のアイコン選択は、アイコン上に一定時間手をかざすという、もっと単純なものだったけど、後で実際に遊んでみると、手をかざすだけなら、うちの5歳の娘でもちゃんとできたので、そういったユニバーサルデザインとしての、アイコン選択ジェスチャーとなったのかと思った。
そこまで、XBOX360内で自由に動かせるアバターを認識、プロセッサ処理できるセンサーのお値段、なんと定価で14,800円也!正直、これは安い。
一説によると、kinectの開発には数億ドルが投じられたらしいが、このハードとソフトがこのお値段で買えるのは実は激安だ。
で、ちょっとかわいそうなのがPS3のMOVEである。Wii追撃の主力して、やっと玉がそろったと思ったら、なんと、XBOX360から、この完成度のノンコントローラ操作システムが出てくるとは、Sonyの経営陣も誤算中の誤算だったのではないかと思う。その結果は、クリスマスシーズンで如実に表れ、KinectのハードはPS3 Moveの5倍、ソフトは13倍売れたらしい。(Kinect hardware outsells Move 5:1; Software 13:1) 正直、PS3XBOX360との間では、もしかしたら勝負はついたかもしれないと感じた。Wiiがここ数年、独壇場だったように、もう時代は高解像度だけじゃなく、ユーザに新たな体験をもたらせるかどうかってことなんだよね。
正直、kinectはユーザインターフェースの革命だと思う。最初、iphoneを触った時のぬるぬる感の時にも、同じような予感を感じたが、Kinect前とKinect後とで、この夢のデバイスを使って、さまざまな利用方法が増えていくだろうと思わせるデバイスだ。なぜなら、Kinectは、そのドライバーが公開されており、PCにつなげてVisual Studioで簡単に開発ができる。以下、参考記事。

安価な三次元センサーKinect用オープンソースライブラリ
http://willowgarageja.blogspot.com/2010/11/kinect.html

PrimeSense社ドライバーを公開、オープンソース・コミュニティOpenNIを開始
http://willowgarageja.blogspot.com/2010/12/primesense-releases-drivers-open-source.html

OpenNI: WindowsKinectを使う
http://www.cyber.t.u-tokyo.ac.jp/~take/kinect/openni-windows-kinect.html

このドライバが公開されたのは、11月だが、既に以下のように、非常に楽しいことになっている。

Kinectでなりきりウルトラセブン

KinectMMDモデルを動かしてみた

また、これからVisual Studioを買おうと思っている人には20名の人にkinectが当たるキャンペーンを行っている。

xbox kinectプレゼンとキャンペーン
http://www.microsoft.com/business/smb/ja-jp/campaign/vs_kinect/default.mspx

そんなこんなで、本日紹介したkinectだが、去年はいつものセキュリティだけじゃなくて、仮想化とクラウドをマイブームにしていて、今年もそれらは引き続き調査していこうかと思うのだが、今年はそれらに加えて、kinectでもいろいろと、ゲーム、開発含めて遊んで行こうと思う。